エジプト外相、イラク統治評議会代表の歓迎を表明
【カイロ12日鈴木眞吉】エジプトのマーヘル外相は十一日、バーンズ米中東特使との会談の席上、反フセイン各派二十五人の代表で構成された戦後初のイラク人による行政機構「イラク統治評議会」の代表を歓迎する意向を表明した。ロンドン発行の汎アラブ紙アッシャルクアルアウサトが十二日、報じた。
マーヘル外相は同日、サウジアラビアとシリアの外相と会談後の記者会見で、同評議会に正統性を認めることは不可能だとの発言をしていたが、イラクのあらゆる政治勢力と同様、同評議会とも接触を持つ用意があると語っており、イラク人による正式な選挙を経て選出される正当な政権成立までの間は、同機構との接触自体を拒否することはないとの立場を表明したもの。
五日に開催されたアラブ連盟主要国外相会議では、イラク統治評議会について、一部の国が正しい方向への第一歩として歓迎したものの、米英軍などの占領下で生まれた暫定機構であることを理由に、イラクを代表する機構とは認めず、同連盟からイラクに代表団を派遣することも、連盟内にイラクの代表を迎えることも拒否していた。
建前を重視しがちなアラブ諸国内にあって、現実的な対応を模索する動きに出るものとみられる。