イラク反米勢力、アラブTVに次々出演
米英紙には抵抗組織「ジャイシュ・ムハンマド」
【カイロ11日鈴木眞吉】アラブ首長国連邦の衛星テレビ・アルアラビアとカタールの衛星テレビ・アルジャジーラとは九日と十日、各々、反米武装勢力がテレビ局に寄せたビデオを放映した。アルアラビアに登場した覆面の武装勢力は、「白い旗」などの複数のグループがバグダッドやファルージャで米軍攻撃を実行してきたと主張、今後も祖国解放の唯一の手段であるゲリラ戦を展開すると宣言。イラクに派遣されるすべての外国軍に対しても攻撃すると語った。なお、同組織は旧フセイン政権やバース党とは一切関係ないとしている。
一方、十日付の英紙サンデー・タイムズ及び、十一日発売の米誌ニューズウィーク最新号は、国際テロ組織アルカイダの幹部がイラク国内に潜入して旧フセイン政権の情報機関ムハバラトの幹部と新組織「ジャイシュ・ムハンマド(預言者ムハンマドの軍隊)」を結成、米兵への攻撃を指揮していると伝えた。新組織のリーダーはサウジアラビア人でフセイン旧政権の元軍人など約五千人を組織化しているという。
資金や武器及びアラブ系戦闘員は、アルカイダ幹部がサウジ国境の砂漠地帯を経由して送り込み、イラク西部のラマディ近郊に訓練キャンプを設置して、元兵士らの勧誘や爆弾製造などをしているという。