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化学兵器を発見か―米メディア

慎重な当局者―分析には数日

 【ニューヨーク7日池本拓】米公共ラジオ(NPR)は七日、米陸軍の一〇一空挺師団の兵士がイラクの首都バグダッド郊外の倉庫で、化学兵器弾頭を搭載した中距離ロケット弾BM21を二十基、発見したと伝えた。弾頭の内部にはマスタード・ガスとサリンが充填されているという。米国防総省は、この情報を確認していない。

 NPRによると、この倉庫は首都の南西にあるバグダッド国際空港(旧・サダム国際空港)付近にあり、ロケット弾は発射準備が整った状態で発見された。

 また、ABCテレビは同日、複数の米当局者の話として、サリンらしい物質が詰められたミサイル弾頭と、びらん剤が入っているとみられる容器が、別々の地点で発見されたと報じた。

 一方、CNNによると、首都の南五十キロのヒンディヤにある農業施設の地下から、化学薬品の入ったドラム缶十数個が発見された。簡易検査の結果、神経ガスやびらん剤との疑いがもたれているが、通常の殺虫剤である可能性もあるという。

 米軍は今後、これらの物質のサンプルを米国に運び、本格的な分析を行うが、物質の種類が特定されるには数日を要するという。

 報道が事実とすれば、イラクの大量破壊兵器保有を証明する「決定的証拠」となる。ただ、米国のラムズフェルド国防長官は七日の記者会見で、「第一報は誤っていることが多い」と述べ、慎重な見方を崩さなかった。

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