フセイン大統領、11日ぶりテレビ演説
バグダッド市民に徹底抗戦を呼びかけ
【カイロ4日鈴木眞吉】イラクのフセイン大統領は四日夕(日本時間五日未明)イラク国営テレビを通じて演説し、「バグダッド市民よ!、君たちに近づく敵を打ち破れ、神の意思が大勝利をおさめさせるだろう」と語って、首都バグダッドに迫る連合国軍に対し、市民に徹底抗戦するよう呼びかけた。カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」が、国営テレビの内容を同日夜、報じた。
同大統領がテレビを通じて演説したのは、先月二十四日以来はじめてで、十一日ぶりとなった。演説の中では、三月二十日の開戦後、農民が古い銃でアパッチヘリコプターを撃ち落したことを賞賛する内容もあったことから、開戦後の録画である可能性が高まった。はっきりした日時や場所は示されていない。
フセイン大統領のメッセージはこのところ、サハフ情報相や、テレビ局のアナウンサーが代読していたことから、死亡あるいは負傷説が流れていた。今回の放映は、その情報を打ち消す狙いがあったものと見られている。