米軍、首都空港を制圧―米メディア
抵抗は散発的
【ワシントン支局4日】米ABCテレビ(電子版)は三日、米軍がイラクの首都バグダッド南西約十キロにあるサダム国際空港を制圧したと伝えた。作戦が始まったのは現地時間午後八時ごろで、付近ではえい光弾や対空砲火が目撃された。イラク側の抵抗は散発的なものにとどまり、作戦は三時間ほどで終了した。
同空港の敷地は広大なため、現在、米軍が敷地内の施設を捜索している。首都の入口にあたる空港を確保したことで、米軍は今後、部隊や物資の輸送を行って首都攻略への態勢を整える。
米陸軍の第三歩兵師団の従軍記者によると、部隊が空港に向かう途中、地元の住民が手を振り、歓声を上げていたのが目撃されたという。これに先立って、米中央軍の報道官は米FOXテレビに対し、空港制圧は戦略的、心理的に大きな意味を持つと語っていた。
また、攻撃が始まる少し前から、首都一帯が停電した。米中央軍はこれについて、「米英軍はバグダッドの電力系統を標的にしてはいない」との声明を発表した。
一方、米軍は首都に向かって北方からも進撃しており、バグダッド中心部から十二、三キロのところまで迫っているという。
イラクのサハフ外相は三日、米英軍が首都に迫っているとの報道について「幻想」と一蹴(いっしゅう)。「首都の近くに米英軍はいない」と述べていた。