ヒラでの空爆、33人死亡、310人負傷
【カイロ1日鈴木眞吉】ロイター通信やAFP通信などの報道を総合すると、米海兵隊第一遠征隊の一部は三十一日までにバグダッドから南方百キロにあるバビロン州の都市ヒラに到達した。米英軍は一日早朝、ヒラに進撃するとともに、米爆撃機が共和国防衛隊の四個師団を狙って集中的に空爆した。ヒラには、クラスター爆弾(集束爆弾)とみられる爆弾も投下、病院関係者の話しによると子供を含む市民三十三人が死亡、三百十人が負傷した。ただし、カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」は、同空爆での死者は十人で、幼児が一人含まれていると報じた。米軍は死傷者数は確認していないもよう。
一方、米第三歩兵師団の部隊がバグダッドから南方八十キロ地点のカルバラから北上する動きを見せており、カルバラを首都への関門の一つと考えるイラクの共和国防衛隊と近く本格的な交戦を開始する見込みだ。
米中央軍は一日、イラク軍将軍を一人捕虜にしたと発表、米軍は、ヒラとカルバラの二つの最前線に部隊を集結させている。
イラクのサハフ情報相は1日の記者会見で、前夜からの空爆によりイラク全土で五十六人が死亡したと発表。ヒラ郊外では空爆で子供九人、また、ヒラの市街戦で市民十八人が死亡したと語った。
イラク側は、イラク軍の死者数は公表せず、市民、女性、子供だけが被害を受けているかのように報告、国際社会の同情を誘って反戦気運を盛り上げたい意向のようだ。