イラク北部に援助物資―開戦後では初めて
【ニューヨーク31日池本拓】米UPI通信は三十一日、国連の人道支援物資を積んだトラック二台がトルコ国境を越え、イラク北部に到着したと伝えた。この援助は石油禁輸部分解除措置を通じたもので、イラクで戦争が始まって以来、国連の援助物資が同地域に届けられたのは初めて。
国連の報道官によると、トルコの港マーシンには四百万ドル相当の援助物資がすでに届いており、今後数日間のうちにトラック四十台分の物資がイラク北部に輸送される見通しだ。ただ、安全面から、運転手の確保が問題になっているという。
イラク北部には現在、イラク軍による攻撃を恐れるクルド人ら数千人が避難しており、洞くつや山岳地帯で生活している。クルド自治区当局者によると、現地ではこれまでに食糧不足は起きていないが、水の配給が「限定的」になっているという。
同地域には米軍の部隊が展開しており、クルド人兵士らとともにテロリストの掃討作戦などを行っている。