ナシリヤで化学防護服発見―米中央軍
米国防長官「兵器は首都などに」
【ワシントン支局30日】カタールの米中央軍司令部は三十日、イラク南部の要衝ナシリヤで、イラク軍の拠点を占拠し、大量の弾薬とともに化学兵器防護服などを発見したと発表した。同司令部の声明によると、作戦は現地時間二十九日午前に行われ、米海兵隊がイラク軍の第十一歩兵師団の一部が使用していた建物を確保した。
建物内からは、化学兵器防護服とマスクがそれぞれ三百着、神経ガス中毒の解毒に使われるアトロピン注射器、化学物質を除去する車両などが発見された。このほか、ロケット推進式の擲(てき)弾八百発など、大量の弾薬も押収された。
ナシリヤではイラクの民兵組織が活動しているが、中央軍のフランクス司令官によると、一部の市民が米軍に協力し、バース党関係者らについての情報を提供しているという。
一方、ラムズフェルド国防長官は三十日、米ABCテレビの番組で、イラクの大量破壊兵器はまだ発見されていないことを確認するとともに、こうした兵器は首都バグダッドと中部ティクリット周辺に隠されていると述べた。