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クウェート市中心部にミサイル

市内着弾初めて、2人負傷

イラク南部から発射か

 【クウェート市29日時事】クウェートの首都クウェート市で二十九日午前一時四十五分(日本時間同七時四十五分)ごろ、ミサイル一発が中心部付近の海岸に落ち、国営クウェート通信によると、爆発で二人が軽傷を負った。アハマド情報相は「イラクからのミサイル着弾を確認した」と述べた。同市内にミサイルが撃ち込まれたのは初めて。

 ロイター通信はクウェート政府当局者の話として、このミサイルは中国製の地対艦ミサイル「シルクワーム」とみられ、イラク南部のファオ半島付近から発射された可能性が高いと報じている。

 着弾場所はシャルク地区の海岸にある橋。一帯はショッピングセンターとなっており、ミサイルの着弾地点に近い映画館の建物の一部が損傷した。現場にはミサイルとみられる破片が多数散らばっていた。

 今回のミサイル着弾の前に、空襲警報は鳴らなかった。イラクでミサイル発射の動きがあれば、衛星が探知して警報が鳴る仕組みになっている。同情報相は「発射から着弾までの距離が短く、防衛システムが働かなかった。(イラクが発射した)ミサイルは十六発目で、国内に着弾したのは三発目だ」と説明した。

 米軍によれば、イラクは開戦以来、クウェートに向けてミサイル十数発を撃ち込んでいるが、いずれも迎撃されるか北部の砂漠などに着弾していた。

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