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イラク首都の挟撃急ぐ―米英軍

北部戦線強化へ

天候回復、南方からも前進

 【カイロ27日時事】二十日の開戦から二週目に入った米英軍とイラク軍の攻防戦は二十七日、南部ナシリヤ付近に展開していた米海兵隊がイラク側抵抗を撃破して北進、米空挺(くうてい)旅団のイラク北部展開による北部戦線構築開始と呼応し、米英軍は首都バグダッドを南北から挟撃する態勢を整えつつある。激しい砂嵐に見舞われていたイラクはこの日、快晴となっており、米英軍は好天を利用して動きを活発化させるとみられる。

 AFP通信によると、ナシリヤ付近でイラク側抵抗を撃破した米海兵隊は二手に分かれ、首都攻略に向けた前進を続けている。先頭部隊は首都南方百五十キロのディワニヤ周辺に到達。もう一方の部隊はユーフラテス川とチグリス川に挟まれた三日月地帯を北上し、首都南東二百五十キロ地点まで進出した。首都の南約百六十キロのナジャフ周辺を押さえている米陸軍第三師団と合わせ、米軍は南の三方面から首都を目指している。

 砂嵐で作戦を中止していたイラク南部駐留の米第一○一空挺師団も、向こう数日間、快晴が続く見通しから、攻撃ヘリコプター部隊による攻勢に乗り出す計画という。

 こうした中、首都守備軍のイラク精鋭である共和国防衛隊が米軍を迎撃するため、南下の動きを見せているとの偵察情報も伝えられた。

 二十六日にイラク北部クルド自治区内のアルビル(首都北方約三百二十キロ)付近に降下、飛行場を確保した第一七三米空挺旅団の千人は、戦車や装甲車などの空輸を待って、本格的に作戦を開始、北部戦線の強化を急ぐ。北部では米特殊部隊数百人が活動を開始しており、米英軍は首都を守る共和国防衛隊の兵力分散を図る作戦だ。

 一方、米英軍による占領地住民への人道援助物資提供の要となる南部バスラでは二十六日、イラク軍戦車百二十両が市内から南方に向かって出撃、英軍は二十七日、その大半を撃破したと発表した。

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