サウジとエジプト、和平案を提示
【カイロ26日鈴木眞吉】サウジアラビアとエジプとの両政府は二十五日、イラク戦争終結のための初の和平案を提示した。カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」やロンドン発行の汎アラブ紙「アッシャルクアルアウサト」など複数のメディアが報じた。報道によると、同提案は、米国側とイラクが停戦を宣言し、フセイン指導部の退陣と出国を協議、また、フセイン大統領が、国内各派勢力が参加する総選挙の実施を宣言、米英軍の撤退後、国連主導で戦後処理を進めるというもの。
現時点では、フセイン大統領は亡命を拒否しており、米国側も正式な提案とはみなしていないとされ、実現性は皆無に近いものとの見方が大勢だが、開戦後の初の提案として注目される。
サウジアラビアのサウド外相は二十五日夕、リヤドで記者会見し、今回の戦争理由は、石油利権をめぐるものではないとした上で、米国とイラク双方を批判、国連安保理でサウジ.エジプトの共同案が検討されることに希望を表明した。