フセイン大統領、各部族にゲリラ戦参加を呼び掛け
軍将校62人を処刑
【カイロ26日鈴木眞吉】米英軍による二十日の奇襲攻撃を逃れて、故郷ティクリットに避難したとされるフセイン・イラク大統領は二十五日、イラク国営テレビを通じて声明を発表し、イラク国内の各部族に対し、米英軍に対するゲリラ戦に参加するよう呼び掛けた。大統領は声明の中で、「全部族は、命令を待つことなく敵と戦え」と命令、「小部隊に分かれて敵の前後を攻撃せよ」と指示するなど、具体的な戦術を命じた。
同大統領は、長男ウダイ氏が率いる「サダム殉教者軍団」に対しても、「夢見た敵がわが国にやってきた。軍団は敵と戦火を交え、追い詰め、粉砕せよ」と命じてげきを飛ばした。サハフ情報相が、大統領に代わって読み上げた。サダム殉教者軍団は、フセイン大統領に対する忠誠度の高い数万人の民兵組織で、指導部は大統領の故郷ティクリートの出身者で固められている最精鋭部隊。
なお、クウェートからの報道によると、フセイン政権はここ二日ほどで、軍将校六十二人を処刑した、理由は反乱を企てたり命令に従わなかったからだという。