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米英軍、首都200キロ圏内に進出

バグダッド南方でイラク軍と交戦

バスラ爆撃で77人死亡か

 【カイロ23日時事】クウェート国境からイラクに進攻した米英地上軍部隊は二十三日までに、首都バグダッドに至る戦略的要衝であるナシリヤでユーフラテス川を渡って進軍、先頭部隊は首都から二百キロ圏内に進出した。バグダッド周辺では既に米英特殊部隊の作戦が始まっているもようで、首都包囲網は急速に狭まりつつある。しかし、ナシリヤ近郊でイラク軍との戦闘が発生しているほか、米英軍が占領した南部の石油積み出し基地ウムカスルでもイラク軍の抵抗が続くなど、イラク側も必死の反撃に出始めている。

 先頭部隊を形成する米陸軍第三歩兵師団所属部隊に従軍しているロイター通信記者によると、二十三日未明、部隊は首都まで約百六十キロのナジャフに到達した。南東約七十キロでイラク側の「小規模な反撃」を受け、進軍は一時停止した。

 二十二日に制圧されたナシリヤは、バグダッドへのルートが複数に分岐する交通の要衝。渡河用の橋を確保し、対岸に橋頭堡(きょうとうほ)を築いたことで、米英地上軍は今後、北西方向に大軍を送り込み、首都包囲態勢を構築するとみられる。

 一方、南部の要衝バスラでは二十二日、米海兵隊などの部隊が周辺拠点施設を確保した上で、市を包囲。現地からの報道によれば、一部では砲撃を伴う反撃が続いている。フランクス米中央軍司令官は同日の記者会見で、市街戦を伴いかねない市内への進軍を控える方針を示した。しかし、イラクのサハフ情報相はバスラ爆撃で民間人ら七十七人が死亡、三百六十六人が負傷したと述べ、米軍の「無差別爆撃」を非難した。

 中央軍司令部によれば、ペルシャ湾岸で英軍機一機が米軍のパトリオット迎撃ミサイルで撃墜されるなど、混乱も起きている。

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