エジプト大統領、早期停戦を要請
ブッシュ米大統領との電話会談
反米デモ激化、150人負傷
【カイロ21日鈴木眞吉】エジプトのムバラク大統領は二十日、ブッシュ米大統領からの電話を受けて会談し、対イラク戦争を早期に終了させるよう要請した。中東通信(MENA)が同日、報じた。
同報道によると、ムバラク大統領は、イラク国民の人命を守るため、軍事行動の拡大を止め、できるだけ早い時期に停戦を実現するよう強く要請した。それに対しブッシュ大統領は、イラク市民を傷つけないよう命令を出したと答えたという。
一方、アレキサンドリアやタンタなどのエジプト国内各地では同日、学生による大規模な反米デモが展開され、約一
万五千人が米英大使の追放などを叫んだ。首都カイロでは、同日午後、米国大使館付近のガーデンシティーやタハリール広場で、アメリカン大学やアズハル大学、カイロ大学の学生を中心としたデモ隊約二千人が、米・英・イスラエル大使館に侵入しようとして機動隊と衝突、投石や小競り合いを展開して約百五十人が負傷した。機動隊側も十人が負傷した。
二十一日には、イスラム教スンニー派の最高権威「アズハル」のモスクでの金曜礼拝後、大規模なデモが計画されている。礼拝後の大規模デモの計画はヨルダンでも行われる見込み。