バグダッド空爆第二波、地上作戦も開始
大統領私邸、大統領宮殿、共和国防衛隊施設などを攻撃
【カイロ20日鈴木眞吉】バグダッドからの報道によると、対イラク攻撃を開始した米軍は二十日午後九時(日本時間二十一日午前三時)過ぎ、同日早朝の第一波に続く第二波空爆を開始した。米軍は、同市にあるフセイン大統領の私邸および大統領宮殿、共和国防衛隊施設などの重要拠点数カ所を、巡航ミサイルトマホークなどで爆撃した。カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」やロイター通信など、複数のメディアが報じた。
報道によると、フセイン大統領の夫人や娘の住まいが爆撃を受けたが、大統領らは無事だという。大統領宮殿からは黒煙が上がり、アジズ副首相の事務所や、政府施設なども被害をうけた。チグリス川西岸には、大統領宮殿やバース党の本部、政府の重要施設が集中しているとされ、米軍攻撃の重要目標になっているもようだ。フセイン大統領はイラク全土に四十カ所以上の宮殿や私邸を持っている。
なお、ロイター通信は、米軍地上軍が同日夜、クウェート国境付近の港湾都市ウムカスルを制圧し、開戦後初めて、イラク国土の一部を占領したと報じた。また、米海兵隊の一部がクウェート北部からイラク領内に侵攻し、本格的な地上作戦も始まったものとみられる。