トルコ、領空通過承認のみ国会へ
19日中に承認か
【カイロ19日鈴木眞吉】トルコからの報道によると、トルコ政府は十八日夜、緊急閣議を開催し、米軍主体の対イラク攻撃に際しての対米軍事協力問題を協議した。閣議終了後記者会見したチチェキ法相は十九日未明、「国会に求めるのは米軍の領空通過とトルコ軍のイラク派兵だ」と語り、十九日の国会では、米軍部隊や米軍機の領空通過だけに限定して承認を求め、米地上軍の駐留の承認を求めることはしない方針を明らかにした。これにより米地上軍がトルコからイラク北部に侵攻することは不可能となり、米軍の作戦に大きな影響を与えることは必至だ。
ただ、同法相は、「現時点での米国からの要請は領空通過だけ」とも語り、米国が了解済みであることを示唆した。また、イラク側からの難民流入を阻止ための緩衝地帯を、イラク側国境地帯に設置するためのトルコ軍のイラク進駐についても、米国との間で合意に達していることを明らかにした。
政府からの提案は十九日に国会に送付され、即日採決される可能性もある。トルコは、基地の使用は認めていることから、米軍にとって、空爆の拠点としての利用度は高いとみられる。