フセイン大統領、大量破壊兵器の所有認める
【カイロ18日鈴木眞吉】バグダッドからの報道によると、イラクのフセイン大統領は十七日、同大統領の長男ウダイ氏が所有する「青年テレビ」を通じ、「我々はイランとの八年間の戦争時、シオニスト国家(イスラエル)から脅威を受けていた時期、自国を防衛するため大量破壊兵器を所有した」と語り、対イラク戦争時(一九八〇―八八)同兵器を所有していたことを初めて認めた。ただ、現在は持っていないと主張した。
一方、米CNNは十七日、イラクが化学兵器の一部を、バグダッド南部の共和国防衛隊の一部に配布したとの米国防総省当局者の入手情報を紹介しており、フセイン大統領の主張が根底から覆される可能性もある。クウェート国境付近に配備されている大砲が、科学物質入りの弾頭を発射させる能力を持っているとの指摘もあり、イラクが今回の戦闘で大量破壊兵器を使用する懸念が高まっている。
それに対し、イラクのサハフ情報相は、「悪意に満ちたデマ」と語ってその事実を否定した。