フセイン大統領は亡命拒否−イラク外相
【カイロ18日鈴木眞吉】バグダッドからの報道によると、イラクのサブリ外相は十七日夜、ブッシュ米大統領による米国民向けテレビ演説を前に、同地で記者会見し、米国がフセイン・イラク大統領の亡命を求めていることについて、「世界一の戦争屋であるブッシュ大統領こそ辞任すべきである」と語り、フセイン大統領の亡命要求を拒否した。
フセイン大統領に対する亡命要求は、今月一日カイロで開催されたアラブ連盟首脳会議で、アラブ首長国連邦(UAE)からも提案され、アラブ連盟代表団もその旨を伝達する準備をしていたとされるなど、戦争回避の唯一の方策としてアラブ諸国内ではかなり以前から検討されてきた。仏独がアラブ連盟代表団にその伝達を依頼するなど、欧米諸国も前向きだった。
ブッシュ大統領は十七日夜、四十八時間以内に亡命しなければ対イラク戦争を開始する旨の最後通告を突きつけており、戦争突入の可能性が高まっている。