フセイン大統領、自爆テロリスト遺族らに小切手
【カイロ13日鈴木眞吉】パレスチナにある親イラク組織「アラブ解放戦線(ALF)」は十二日、パレスチナ自治区ガザ市のYMCA会館で、自爆テロリスト遺族やイスラエル軍に殺害されたパレスチナ人遺族らに対して、フセイン・イラク大統領からの贈呈式を行い、集まった約二百人の遺族らに、合計二十三万五千ドル(約二千八百二十万円)分の小切手を配布した。仏AFP通信が報じた。
同報道によると、自爆テロリスト遺族には二万五千ドル(約三百万円)、その他の遺族には一万ドル(約百二十万円)の小切手がおのおの手渡されたという。
AFLが、以前から同様の活動を展開していたことはよく知られており、二〇〇一年九月から始まった、パレスチナ人による対イスラエル・インティファーダ(民衆騒動)で負傷したパレスチナ人や、家屋を破壊されたパレスチナ人らにも金銭が支給されてきた。このことは、イラク政府とパレスチナの対イスラエル闘争との関係を示すものとして注目されていた。
アラファト・パレスチナ自治政府議長は十日、パレスチナ自治評議会(議会に相当)で、「戦争は中東地域全体の安全保障と秩序に打撃を与える」と演説し、対イラク攻撃反対の立場を明確にしていた。