エジプト、フセイン退陣要求を否定−UPI通信
バーレーン外相が個人的に告げる可能性
【カイロ12日鈴木眞吉】エジプトは十一日、同日バグダッド入りしたアラブ連盟(二十一カ国一機構加盟、本部カイロ)代表団が、フセイン・イラク大統領に対して退陣を要求し、国外退去を求めるとするアラブ紙の報道を否定した。米UPI通信が十一日報じた。
同報道によると、ロンドン発行の汎アラブ紙「アッシャルクアルアウサト」の十一日付報道を否定したのはエジプトのシェリフ情報相で、カイロで報道陣を前に「根拠のない話だ」と語り、同代表団は、今月一日エジプトのシャルムエルシェイクで開催されたアラブ連盟首脳会議(アラブサミット)と、五日カタールのドーハで開催されたイスラム諸国会議機構(OIC、五十六カ国一機構加盟、事務局ジッダ)緊急首脳会議での内容を忠実に伝えるだけだと強調した。
一方、アラブ連盟情報筋は十一日、代表団の一人バーレーンのムハマド外相が、フセイン大統領に個人的に退陣を要求する可能性があることを示唆した。
同代表団は、エジプト、シリア、バーレーン、レバノン、チュニジアの各国外相とムーサ・アラブ連盟事務局長とで構成され、今月七日、ニューヨークの国連本部を訪れ、パウエル米国務長官やアナン国連事務総長らと会談、国連安保理での外相級会合にも同席していた。