フセイン大統領の家族約40人、キューバに避難か?
【カイロ6日鈴木眞吉】イラクのフセイン大統領の家族約四十人を、キューバに避難させる計画が、イラクとキューバ両国間でひそかに進んでいる。パリ発行の汎アラブ週刊誌「アル・ワタン・アル・アラビ」が、最新の三月七日号で、消息筋の話しとして報じた。
同誌によると、マレーシアで先月末、開催された非同盟諸国首脳会議(百十二カ国一機構加盟)に出席したラマダン・イラク副大統領およびサブリ外相が、カストロ・キューバ国家評議会議長と、先月二十五日夜、秘密裏に会談し合意したという。
避難するのは大統領の家族の中の女性と子供に限られ、十六歳以上の男性は除外される。もし十六歳以上の男性が加わった場合は、国家と家族への裏切り者として首を切るとの命令を出したという。イラク側は、先遣隊に準備費用として二千万ドル(約二十三億円)を渡して準備を進めさせており、キューバ側は既に豪邸二棟をキューバの首都ハバナに用意し、警護も約束したという。
フセイン大統領が、避難先の候補地としてあったロシアやベラルーシを選ばず、最終的にをキューバを選んだのは、カストロ議長は約束を守る男だと信頼していたからだという。
カストロ議長は中国へ向かう前、キューバの情報機関に準備を命じたという。
フセイン大統領および二人の子息(ウダイ氏、クサイ氏)、大統領側近らの亡命先はまだ決定していない。北朝鮮が準備しているとの情報も一時流れたが定かではない。