OIC緊急首脳会議始まる
UAEやクウェートとイラクが対決
【カイロ5日鈴木眞吉】イスラム諸国会議機構(OIC、五十六カ国一機構加盟、事務局ジッダ)緊急首脳会議が五日、カタールの首都ドーハで始まった。米英やスペインなどによる対イラク攻撃の現実味が増し加わる中、戦争回避に向けた具体策が打ち出せるかどうか注目される。会議には、イラク代表団を含む五十五カ国一機構の首脳および代表が参加した。
カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」によると、同会議では、戦争回避の具体策として、「イラク指導部の退陣と国外退去」を求める提案を提出したアラブ首長国連邦(UAE)を支持するクウェートとイラクが激しく対立した。議長(カタール)は議論の高まりを静めるよう促したが、折り合いがつかず、イラク代表団とUAE代表団が個別に話し合ったもよう。
なお、イランは、戦争回避の道として、イラクが国連の監視下で、フセイン大統領と反体制派の和解を図るための国民投票を実施するよう提案しており、後半の会議では、イランとUAEの提案をめぐり、非公開の会議が続いている。
サウジアラビアやバーレーン、クウェートなどの湾岸協力会議(GCC)加盟国はUAEの提案を支持している。