イラク大統領、米大統領を暴君と批判
イスラム暦新年のメッセージで
【カイロ4日鈴木眞吉】イラクのフセイン大統領は四日、イスラム暦での新年にあたり、国民に向けたメッセージを発表し、ブッシュ米大統領を「現代の暴君」と呼び批判した。米CNNテレビが同日、イラク国営テレビのアナウンサーの、同声明を読み上げている場面を放映した。フセイン大統領自身は画面に登場しなかった。
同声明の中でフセイン大統領は、「現代の暴君は、自分を神の代身と思い、民を奴隷化できると思っている」と語り、名指しはしなかったものの、対イラク攻撃を準備するブッシュ米大統領を現代の暴君と呼び批判した。また、「イラク国民は信仰と聖戦によって勝利する」と語り、米英の軍事攻撃に対し信仰を持って徹底抗戦すれば暴君を打ち負かせるとして、国民を鼓舞した。
一方、カタールの衛星テレビ「アルジェジーラ」によると、イラク政府は四日も、国連査察団から違反を指摘されている短距離弾道ミサイル「アッサムード2」を三基廃棄処分した。これで廃棄完了のミサイルは合計十九基になった。