アラブサミット、数カ国が不参加か
きょうから準備の外相会議
【カイロ26日鈴木眞吉】アラブ連盟筋の情報によると、アラブ連盟(二十一カ国一機構加盟、本部カイロ)首脳会議(アラブサミット)開催を三月一日に控え、数カ国の首脳の不参加の見通しが強まった。二十六日の時点で、参加の意向をはっきりさせていないのは、シリアとリビア、レバノンの首脳。イラクは、フセイン大統領の代理としてサブリ外相が出席する予定。シリアと共に不参加が懸念されていたイエメンはサレハ大統領が参加することを決定した。
イラク問題をめぐっては、シリアやレバノン、リビアなどが、アラブ諸国は米国のイラク攻撃に一切加担すべきでないとの姿勢を示しているのに対し、クウエートやバーレーン、カタールなどの湾岸諸国は既に米軍との協力関係を推し進めており、声明文をめぐって双方の対立が続いていた。
昨年、レバノンのベイルートで開催されたサミットでも、半数以上の首脳が欠席するなど、アラブ諸国内対立は珍しいことではないが、今回は、イラク問題への対応をめぐりアラブ諸国内での意見対立が表面化しており、今回も波乱含みのサミットとなりそうだ。
なお、二十七日から二十八日にかけ、同連盟外相会議がエジプトのリゾート地シャルムエルシェイクで開催され、サミットへの準備がなされる。