アラブ・サミット、3月1日、カイロで開催
“緊急”ではなく“通常”のサミットとして
【カイロ20日鈴木眞吉】アラブ連盟(二十一カ国一機構加盟、本部カイロ)首脳会議(アラブ・サミット)は、三月一日にカイロで開催されることが決定した。ムーサ・アラブ連盟事務局長が二十日午前、カイロのアラブ連盟本部で声明を発表した。同声明によると、ムバラク・エジプト大統領が提案した緊急サミットは見送られ、通常のサミットして、開催されることになったという。
ムバラク大統領の提案を受けて、緊急サミットの日程や議事内容を詰めた十六日の緊急外相会議では、既に対米協力に踏み出しているクウェートやカタールなどの湾岸諸国と、対米強硬派のシリアなどの主張が対立、アラブ・サミットの日程を決めることができずにいた。シリアは、緊急であれ通常であれ、サミットの決議自体が影響力を持たないなら開催自体が無意味と主張していた。リビアは当初から、面子を立てるための会議に参加しないと主張、欠席を決め込んでいる。
米国を中心とした武力行使支持派による対イラク攻撃の可能性が高まる中、今後アラブ諸国が一致した共同意思を示し得るかどうか予断を許さない。