国連査察団、イラクでU2偵察機からの初査察
【カイロ18日鈴木眞吉】バグダッドからの報道によると、イラク外務省は十七日、声明を発表し、イラクの大量破壊兵器査察を続ける国連査察団が、U2米偵察機による査察を行ったことを明らかにした。同声明によると、U2は、現地時間十七日午前にイラク領内に入り、四時間二十分にわたり飛行して、数カ所を査察したという。U2がどこから飛来したかなどの飛行経路については不明。U2による査察は、国連査察団が昨年十一月に査察を開始して以来初めて。
U2からの上空査察により、移動式の生物兵器開発用トレーラーの発見や、大量破壊兵器の隠匿行動などを防止する効果などが期待されている。
U2による査察は国連安保理決議一四四一に明記されていたが、イラク側の抵抗と拒否により、実行されずにいた。イラクに対する国際社会からの査察協力完全実施への圧力を受け、イラク側は無条件受け入れを表明したが、その後フセイン・イラク大統領が事前通告の条件を持ち出すなど最後まで抵抗を続けていたもの。