イラク問題に対する緊急アラブ外相会議の声明(骨子)
1、 アラブ諸国が、イラクとクウェートの治安を守ることを確認する。アラブ諸国は、両国に対してあるいかなる脅威も、両国に対してだけではなく、アラブ諸国全体に対する脅威とみなす。
2、 アラブ諸国は、外国のいかなる攻撃に対して、陸海空いずれの支援もしないということを確認した。
3、アラブ諸国は、イラクが国際査察団に協力し続け、双方が信頼関係を持つことを歓迎する。
4、アラブ外相達は、国連安保理決議を実行させたい。特に一九九一年に出された国連決議六八七号の第二十二条にある、イラクに対する経済制裁を止めさせることを呼びかける。アラブ外相達は、イラクが国連の経済制裁に苦しんだことに同情している。また、外相達は、六八七号決議の第十四条にある、イスラエルを含む中東地域が大量破壊兵器を廃棄した地域になるよう希望している。
5、 イラク攻撃を回避するため、国連安保理メンバー国と欧州連合(EU)、イスラム諸国会議機構(OIC)、グループ77、などの組織と連携し、軍事的脅迫を止めさせる。
6、 アラブ外相達は、イラクへの軍事攻撃が危険な結果を招来することを国際社会に知らしめる。また、もし戦争が選択されたなら、それは国連安保理の仕事が欠陥を持っていることを表すだけでなく、国際政治制度の失敗を証明するものになる。
7、 アラブ外相達は、中東地域が外国から干渉されることを拒絶する。
8、 緊急アラブサミットを開催する。アラブ外相達はムーサ事務局長に連絡と相談の役を引き受けてもらう。そのことはアラブ諸国はいかなる日程でも会議を行うという意味である。
(カイロ・鈴木眞吉)