エジプト大統領、緊急アラブ首脳会議を提案
今月下旬開催か
【カイロ15日鈴木眞吉】エジプトのムバラク大統領は十四日、イラク問題に対するアラブ諸国の意思表示を図るため、緊急アラブ首脳会議(アラブサミット)を今月下旬に開催することを提案した。これに対しムーサ・アラブ連盟事務局長は、十五日夜から十六日にかけてカイロの同連盟本部で開催される緊急アラブ外相会議で検討すると回答した。米国を中心とした連合国側からの対イラク攻撃が始まる前に、アラブ諸国としての統一された意思表示を行い、平和解決への道に影響力を行使したい思惑があるものと見られる。
ムバラク大統領は去る九日、エジプトのリゾート地シャルムエルシェイクにリビアの最高指導者カダフィ大佐およびアサド・シリア大統領、サウジアラビアのサウド外相らを招き、ムーサ・アラブ連盟事務局長を交えて個別および合同の会談を行うなど、緊急サミット開催に向けた根回しを行っていた。ただ、カダフィ大佐は今回のアラブサミットを欠席するとしている。