イラク、ブリクス委員長らを再招請
【カイロ31日鈴木眞吉】バグダッドからの報道によると、イラク外務省は三十日、サアディ・イラク大統領補佐官(科学担当)が国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長と国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長に対して書簡を送り、二月十日までにイラクを訪問するよう要請したことを明らかにした。
招請の目的は、「査察団とイラク側との協力強化と透明性を確保すため」としており、今月二十七日に国連安保理で行われた正式報告で指摘された疑問点に対し説明を加えるものと思われる。
査察団は二月十四日に再報告を予定していることから、それ以前にイラク側の立場を説明することによって、報告内容に影響を与えたいつもりとみられる。
二人がイラク側の要請を受け入れるかどうかははっきりしていないが、イラク側は一月十九、二十の二日間招聘し、十項目の合意をしたが、イラク人科学者の単独聴取などで、合意を守っていないこともあり、今回の招請も単なる時間稼ぎとの見方もある。