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イラク副首相、クウェートを含めた出撃基地攻撃を示唆

 【カイロ28日鈴木眞吉】イラクのアジズ副首相は二十八日、「米国が、イラクを攻撃するための出撃場所が、いかなる場所であろうと、イラクはその場所を攻撃する」と語り、出撃場所がクウェートであっても攻撃する意向を示し、米国のイラク攻撃を牽制した。カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」が同日、アジズ副首相が同日、カナダのテレビCBCとのインタビューで語ったものとして報じた。

 同報道によると、アジズ副首相はまた、「米国がイラクを占拠したとしても、イラクは決して米国本土を攻撃することはしないが、イラク国民は米国人を銃撃を持って歓迎はしても、米国が期待するような、美しい花を持って歓迎することはない」と語り、イラク国民は徹底して抵抗する準備をしていることを強調した。

 国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長は二十七日、国連安全保障理事会への正式報告で、「イラクは十二年前に国連が求めた武装解除の要請を、今日ですら受け入れていない」と語り、炭疽(たんそ)菌やVXガスなどについて、前回の査察以来国連が求め続けてきた解答を今なお先延ばししている事実を指摘、大量破壊兵器を廃棄するように求めた国際社会の要求を全く受け入れていないと断言した。

 イラクの非協力がこのまま続けば、時期はともかく、米英国を中心とした連合国がイラク攻撃を開始することは確実な情勢となっており、アジズ副首相の発言は、戦争に突入した場合、米国の攻撃に協力する国々を牽制し。多くの犠牲者が出ることを示唆することにより国際社会の反戦気運をあおり、米国に攻撃を思いとどまらせたい意図があるものと思われる。

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