イスラム諸国30カ国の米大使代理カイロで会議
イラク攻撃に備え
【カイロ28日鈴木眞吉】イラクの大量破壊兵器を査察中の国連査察団が国連安保理に初の正式報告をした二十七日、アラブ・イスラム諸国に駐在する米国の大使代理約三十人がカイロに集まり二日間の予定で会議を開催した。ロンドン発行の汎アラブ紙「アッシャルクアルアウサト」が二十八日報じた。
同報道によると、会議では、アラブ・イスラム諸国の現状および、イラク攻撃が開始された場合の予想される反響について討議する。また会議では、イラク政府に対する米国の立場をいかに各国に伝え浸透させるかをも話し合うという。
米国は、計画されている対イラク戦争が、イラク国民やアラブ諸国、イスラム教徒に対する戦争ではないことをいかに理解してもらうかに腐心している。
なお、アラブ・イスラム諸国に滞在中の米国人をいかに守るかについても討議される予定。
国連査察団の報告で、イラクの査察団への非協力が明確になっており、査察期間の少々の延長はあったとしても、イラク攻撃が実行される可能性が高まっている。
同会議には、アラブ諸国のほか、インドネシア、パキスタン、アフガニスタンなどのイスラム諸国大使代理も出席した。