トルコから数千人をヘリで投入−アラブ紙
対イラク戦で米軍特殊空挺部隊
【カイロ23日鈴木眞吉】米軍は対イラク戦争開始に先立ち、ドイツなどに駐留中の特殊空挺部隊数千人をトルコからヘリコプターでイラク北部に投入する計画を立てている。ロンドン発行の汎アラブ紙「アッシャルクアルアウサトが二十三日報じた。同紙によると、同特殊部隊は、イラク北部の油田や石油精錬施設が集中する同地域と、米国がイラクが核兵器を隠しているとみなしている地域を早期に制圧する目的を持っているという。
イラクのクルド人勢力指導者の証言によると、イラクイ北部のクルド人地域には約二百人の米兵が既に入って、来年二月頃と予想されるイラク攻撃開始に向けて準備を進めているという。
トルコ政府は、米軍の本格的な攻撃拠点となることには難色を示しているが、両政府間で水面下の交渉が進められているようだ。
なお、ギュル・トルコ首相は、イラク攻撃への協力をめぐり主要アラブ諸国と協議するため、来年一月中旬、シリア、サウジアラビア、エジプトを訪問する。