「反体制派会議は内政干渉」−イラク貿易相、米英を批判
【カイロ18日鈴木眞吉】イラクのサレハ貿易相は十八日、カイロでムーサ・アラブ連盟事務局長との会談後記者会見し、英国のロンドンで開催されたイラク反体制派会議を主導した米英を内政干渉であると非難、またイラクからの申告を米国が先取りした事実を国連決議一四四一号に違反したものして厳しく批判した。
サレハ貿易相は、同日開催された同連盟内貿易相会議に参加するためにカイロを訪れていたもので、イラク反体制派会議は米英の主導で進められており、他国が一国の反対勢力と結んでその国の政府を転覆しようと図ることは内政干渉であり、国際法にも違反すると厳しく批判した。また米国がイラクが提出した申告書をいち早く入手したことを非難するとともに、米国は他の安保理常任理事国に対し、全部の報告書を手渡してはいないとの見解を表明。そのことは米国が国連決議一四四一号に違反したことになると批判した。それに対しイラク側は、一四四一号決議に協力するよう努力していると語った。
ロンドンでのイラン反体制派会議は、当初予定した二日間が四日間に延長されるなど激しい議論が交わされたが十七日、「フセイン大統領追放後、民主的な連邦国家を樹立する」との宣言を発表し、七十五人からなる調整委員会設置を取り決めた。なお、貿易相会議では、イラクの対アラブ諸国貿易取引額が現状は22%であるのに対し、今後27%まで高めることで合意した。