国連査察団第2陣の25人、バグダッドに到着
10日には70人態勢へ
【カイロ9日鈴木眞吉】イラクの大量破壊兵器査察を担当する国連査察団第二陣が八日、国連機でバグダッドに到着した。国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)の四人と国際原子力機関(IAEA)の二十一人で、査察団は総勢四十二人となった。十日にはさらに二十−三十人が増員される見込み。
一方、イラクのサアディ大統領顧問(科学技術担当)は八日、バグダッドで記者会見し、国連に七日提出した大量破壊兵器に関する申告書は、「正確で完全なもの」と強調、「米英も満足することだろう」と語った。また米英がそれでもイラクの大量破壊兵器所有を主張するなら、その証拠を査察団に提示して検証させるべきだとも語り、米英両国を牽制した。
査察団は八日、イスラム教の断食明けを祝うお祭り期間を避けて三日ぶりに査察を再開し、バグダッドのアルサドゥン公園内にある地質学研究センターとバグダッドから北西約八十`地点にあるファルージャ工業施設を査察した。ファルージャ工業施設は、民間目的としては多量すぎる塩素及びフェノールが生産されているとして指摘されていた工場。 査察は特別な問題もなく終了した。