イラク、開発計画申告書を提出へ
大量破壊兵器保有せずと主張
【バグダッド7日時事】イラク政府は七日、大量破壊兵器の保有状況や開発計画の全容を明らかにするための申告書をバグダッドの国連査察団現地本部に提出する。同国はこの中で、大量破壊兵器については保有も計画もないことを確認する見通しだ。
申告書はイラク時間の同日午後八時(日本時間八日午前二時)に提出され、翌八日に国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)本部のあるニューヨークの国連本部と、ウィーンの国際原子力機関(IAEA)本部に送られる。
イラク側が先に明らかにしたところでは、申告は生物・化学・核およびミサイル関連分野すべてを対象にし、「新たな要素」(アミン・イラク国家監視局長官)を含むものとなる。
ただし、「新しい要素」には大量破壊兵器の保有や新たな開発計画は含まれない。軍事転用可能な民間事業をはじめ、査察団の不在中に行われた事業内容や、その場所に関する情報などが盛り込まれるとみられるが、「国連決議違反に当たるものは一切ない」(アミン長官)としている。過去の開発計画についての膨大な記述が含まれるとの見方もある。
申告書は約一万二千ページで、UNMOVICのブリクス委員長によれば、大量破壊兵器技術の拡散防止の観点から、まず、UNMOVICとIAEAが内容を精査し、同兵器の拡散につながる恐れのある部分を削除した上で、週明け以降に国連安保理に提出されるという。