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監視システムすべて撤去―イラク査察

 【バグダッド2日時事】イラクの大量破壊兵器計画を調べている国連査察団は二日声明を出し、同日査察を実施した施設はミサイル開発疑惑施設とアルコール工場の計四カ所で、うちミサイル疑惑施設では以前設置した監視システムがすべて撤去されていたと発表した。

 この日査察が行われたのはバグダッド市内の「アルカラマ総合会社」と、同市郊外のアルコール飲料製造工場三施設。

 アルカラマ社では一九九八年の時点で、複数の監視カメラが設置されていたほか、設備の一部には査察を受けたことを示すステッカーが張られていたが、これらはすべてなくなっていた。イラク側は「一部は爆撃で破壊され、他は別の場所に移した」と説明している。

 声明によれば、同社は短距離弾道ミサイル、アルサムードの開発拠点だった。アルサムードの推定射程は百五十キロを超えるとされ、国連決議に違反する。

 一方、アルコール工場三カ所のうち、二カ所はこれまで査察が入ったことがなかった。

 この日の査察により、査察実施施設の累計は十六カ所となった。

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