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問題の解決のかぎはイラクに

IAEA事務局長、エジプト大統領らと会談

 【カイロ25日鈴木眞吉】二十七日から、イラクで本格的な核査察を開始する国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は二十五日、カイロでエジプトのムバラク大統領及びムーサ・アラブ連盟事務局長と各々会談し、イラク査察に関するアラブ諸国の意向に耳を傾けた。ムーサ事務局長との会談後に記者会見したエルバラダイ事務局長は、「イラク問題の解決のかぎはイラクの手にある」と述べ、もしイラクが国連安保理決議一四四一号を完全に実行すれば戦争する必要はなくなるとの見解を表明した。

 また同事務局長は、「米国は国連決議に従って核査察に協力することになるだろう」とも述べ、今回の査察への評価は「一国が出すのではなく安保理国家が最終結果を出す」と言明した。

 国連決議一四四一号を実行することは、国連決議六八七号の十四条に示されている中東地域全域での核不拡散を実行する第一歩になるとも語り、イラク査察の成功が将来、核を所有していると指摘されているイスラエルの核廃棄につながるとの見解を表明した。

 なお、核査察団はイラクの核関連学者を出国させることではなく、イラク及び他の諸国から収集した情報により仕事をすると語り、核関連の学者や技術者を海外で事情聴取することは考えていないことを示唆した。

 アラブ諸国が、査察官にアラブ人を加えるようよう要請していることに関し、ムーサ事務局長は、エジプト人女性が一人参加することが正式決定し、さらにエジプト、レバノン、ヨルダンなどから合計十七人の推薦リストを国連に送り、交渉中であることを明らかにした。

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