国連査察委員長、イラク外相と会談へ
【カイロ19日鈴木眞吉】国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリスク委員長と国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ委員長は十九日午後(日本時間同日夜)、イラクのサブリ外相と会談する。両氏は十八日、バグダッドの外務省でサアディ大統領補佐官(科学技術担当)や、イラクの情報機関・国家監視員会のアミン長官らと会談、記者団に対し、「進展があったと思う」と述べており、サブリ外相との会談では、査察の具体的方法やスケジュールなどについての詰めの話し合いが行われるとともに、査察への全面協力を取り付けるものとみられている。
ただ、イラク側の新聞では、査察にあたって、イラクの主権、独立、安全保障を尊重すべきと主張、また、米政府は攻撃の口実を探しているだけだとも非難、イラクは国民を守るために査察を受け入れるが、戦争を強要されれば戦うと述べるなど、査察団の自由な行動や、抜き打ち査察を牽制している。
査察が、査察団の意向に沿って大統領宮殿なども含め順調に推移するかどうかは予断を許さない。