「イラク攻撃は回避可能」−米議会調査局専門官
米議会調査局のケネス・カッツマン中東専門官は十三日、都内で講演し、米国のイラク攻撃について、「不可避とは思わない」とイラク攻撃が実施されない可能性が大きいと指摘した。
同専門官は「イラクの査察違反が重大で明白でなければ戦争にはならないだろう」と攻撃回避への楽観的な見方を表明した。
米国では、イラク攻撃の機運が六月から七月に盛り上がっていたが、その後米国内でテロをめぐり「健全な議論が行われるようになり」、攻撃支持は下がっているとした。さらに国際社会の圧力を受けて米政府が攻撃へのトーンを下げ、国際協調姿勢を強めていったことも、攻撃回避の可能性を高めたとしている。
また、「(米国の)真の目的はフセイン・イラク大統領排除という人もいる」としながらも、「これは支持しない」と、米国の目的は大量破壊兵器の排除であることを強調した。
同時テロの主要容疑者とされているウサマ・ビンラディン氏の声明が十三日、公表されたことについては、「本物だと思う」とし、「アルカイダは依然、活発」との見方を明らかにした。