イラク、国連安保理決議の審議を議会に要請
【カイロ10日鈴木眞吉】バグダッドからの報道によると、イラク国営テレビは十日、フセイン・イラク大統領が同国議会に対し、国連安全保障理事会が八日採択したイラクに対する大量破壊兵器査察・廃棄を求めた国連決議1441号の審議を開始することを要請したと報じた。同テレビによると、議会が国連決議への対応を決定した上で、イラクの最高意思決定機関である革命評議会が最終決定を下すという。
イラクは国連から、十五日までに決議受諾の態度表明をするよう迫られており、審議開始はまもなくとの見方が強まっているが、戦略上最終決定は十五日ぎりぎりまで伸ばすものとみられている。
カイロで開催中のアラブ連盟緊急外相会議に出席中のサブリ・イラク外相は、「イラクは国連決議を検討中」との発言を繰り返しているが、アラブ諸国からの一致した説得を受け、受諾決定以外の道を選択することは不可能な状況に追い込まれている。