シリア外相、安保理決議賛成を弁明
アラブ緊急外相会議で

エジプト・カイロの大統領公邸で、厳しい表情で会談するムバラク・エジプト大統領とサブリ・イラク外相=10日、カイロの大統領公邸にて、鈴木眞吉撮影

国連安保理決議賛成票を投じたことについて弁明の記者会見をするシリアのシャラ外相=10日、カイロのアラブ連盟にて、鈴木眞吉撮影
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【カイロ10日鈴木眞吉】シリアのシャラ副首相兼外相は十日午前、アラブ連盟(二十一カ国一機構加盟、本部:カイロ)緊急外相会議の二日目が始まる前に、同連盟で記者会見し、シリアがイラクの大量破壊兵器査察に関する国連安保理決議に賛成票を投じた理由について弁明した。「シリアの行為はアラブ諸国に対する裏切り行為ではないか」との記者団からの相次ぐ厳しい質問に対し、シャラ外相は同国が、今春ベイルートで開催されたアラブサミットでの@アラブ諸国がイラクとの関係を強化する、Aアラブ諸国のイニシャティブを発揮する、という原則に則り、イラクが攻撃されないよう関係各国と秘密裏にも粘り強い交渉をして、「新決議は、米国にイラク攻撃をさせることがないことを確認した上で賛成票を投じた」と語り、シリアとしてはイラクを攻撃から守るため最大限の努力をしたことを強調した。シャラ外相はまた、各国との交渉を通じて、「米政府の中にも半分近い政府関係者が平和を熱望していることを発見した」と語り、今後に希望が持てることを強調すると共に、査察団の中にアラブ人を入れるようにすることが我々の今後の目標だと結んだ。
午後から開催された二日目の緊急外相会議では、シリアの努力を多として承認すると共に、イラクに対し、国連決議の受け入れと遵守を更に説得するものとみられている。パレスチナ、スーダン、ソマリアの問題も討議される予定。
なお、同日早朝、イラクのサブリ外相はムバラク・エジプト大統領をカイロ市内の私邸に訪問し、マーヘル・エジプト外相らを交えた会談を行った。記者会見はなかったが、エジプト側はイラク側に対し、国連決議の受諾を促したものとみられる。