イスラエル首相、イラク西部のミサイル基地破壊を提案
【カイロ19日鈴木眞吉】米国を訪問中のシャロン・イスラエル首相は、十六日から行われたブッシュ米大統領およびホワイトハウス、国防総省、国務省幹部らとの会談で、イラクがイスラエルを攻撃する前にイラク西部砂漠地帯にあるミサイル基地を破壊すべきだと提案していたことがわかった。イスラエル紙(電子版)がAP通信からの情報として十九日報じた。
同報道によると、その提案が成功裏に実行されれば、イスラエル市民をイラクからの攻撃から守れるだけでなく、イスラエルがイラクに対し報復攻撃しないで済む可能性があるという。米国側はシャロン首相の提案を重視し、米国はイスラエルに対するイラクからの攻撃を減少させるための最大限の努力をすると確約した。
シャロン首相が提案した、イスラエル情報部と米国の特殊部隊による合同攻撃計画は、匿名を条件とした米高官によりAP通信に提供されたものだという。米国は湾岸戦争の際、イスラエルに対するイラクからのスカッドミサイル攻撃に対し、アラブ諸国のへの配慮からイスラエルに対し報復の自制を求めたが、シャロン首相は今回、イラク攻撃による犠牲者が出たときには報復すると公言している。
なお、イスラエル高官によると、ブッシュ米大統領はシャロン首相に対し、米国がイラクに対し軍事行動を起こすときには、少なくとも二日前には連絡することを約束したという。