仏・エジプト首脳会談開催 イラクの武装解除で一致
【カイロ17日鈴木眞吉】ムバラク・エジプト大統領は十六日、地中海沿岸の都市アレキサンドリアで、アレキサンドリア図書館完成祝典に参席するため当地を訪れたシラク・仏大統領と会談した。会談後行われた共同記者会見で両首脳は、両国が中東和平とイラク問題について同様の立場に立っていることを強調した。
ムバラク大統領は、「米大統領によって語られた米国の立場は戦争が唯一の選択ではないということだ」と語り、軍事的手段に訴える前に平和的解決の道を探す努力をしなければならないと強調した。
それに対しシラク大統領は、ムバラク大統領の経験と知恵に基づいた意見に興味を引き付けられたとしながら、「仏はイラクの武装解除に責任の一端を持っているが、戦争は最悪の解決法で、全ての努力はそれを避けるために行わなければならない」と語り、イラクに対し二段階の決議で対応すべきだとの持論を展開、イラクが武装解除に応じない場合、仏は安保理事国の一員として責任を取らねばならない」と語った。
それに対しムバラク大統領はシラク大統領の立場は受け入れ可能な論理的なものだとした上で、「イラクが解決の進展を邪魔するようであれば新たな解決が図られねばならない」と語り、武力行使も容認する姿勢を示した。
シラク大統領は十七日、次の訪問国レバノンを訪れる。