イラクがフランスの役割に期待を表明
【パリ16日安倍雅信】フランス通信社AFPがバグダッドから伝えたところによると、イラク政府ナンバー2のエザト・イブラヒム氏は十六日、記者会見の席上、「われわれはフランスに高い希望を抱いている」と語り、「フランスは米国のイラクへの侵略行為を制止させる、より重要な立場になるだろう」とフランスを評価する発言を行った。
この発言はサダム・フセイン大統領を国民が一〇〇%支持する結果を出した国民投票の発表とともに語られ、同氏は「フランスのアラブ世界に対する友好を歓迎する」「フランス人はイラクに好意的な立場を取っている」とも語った。これらの発言は国連安保理での対イラク決議審議開始を念頭に、拒否権を持つ一国であるフランスに、さらなる努力を期待したものと思われる。
シラク仏大統領は同時発行のレバノン紙上で、イラク問題と国際テロ組織の問題を混同するべきでないと発言している。また、無条件査察団復帰の早急な決議と、それをイラクが受け入れない場合の安保理決議の二段階決議を主張している。フランスはまた、西側諸国の中では最もイラク権益にかかわっている国でもある。