米の攻撃回避に期待示す/イラク外相、国連総長と会談
【ニューヨーク18日時事】イラクのサブリ外相は十八日、ニューヨークの国連本部でアナン国連事務総長と会談し、同国の大量破壊兵器の査察問題について協議した。サブリ外相は会談後、「これが制裁解除や安保理との関係をめぐる危機の包括的解決につながるよう望むと伝えた」と述べ、米国によるイラク攻撃回避への期待を示した。
会談の中でサブリ外相は、アナン事務総長の努力に謝意を表明。これに対し、同事務総長は国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)への無条件で全面的な協力を要請した。また、査察受け入れ決定は「最初のステップ」で、大量破壊兵器の廃棄をできるだけ早く完了させる必要があると強調した。
イラクとUNMOVICは既に、査察再開のための実務協議を開始。月末にもウィーンで会談し、査察再開のための準備作業を終わらせることになっている。サブリ外相は会談に同席したUNMOVICのブリクス委員長に対し、準備作業でも全面協力することを約束した。
一方、安保理は十九日に非公式協議を開き、ブリクス委員長から実務協議の進行状況などに関する説明を受ける。米英はイラク攻撃の前提となる決議案を起草中だが、安保理は同委員長の説明を聞いた上で本格協議に入る。