イラク、アルカイダ幹部を訓練か
英政府が証拠公表へ―日曜紙
【ロンドン15日時事】十五日付の英日曜紙サンデー・テレグラフは、英政府が来週公表するイラクの大量破壊兵器開発などに関する調査報告の中に、テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン氏の側近二人がイラクでテロ技術の訓練を受けていた決定的証拠が含まれる見通しだと報じた。報告は二十四日招集される議会でブレア首相が公表する。
米英の情報当局者らの話として同紙が伝えたところによると、この側近二人は、アブ・ズバイル容疑者(今年五月にモロッコ当局が拘束)およびラフィド・ファタハという人物。報告では、二人がアルカイダに加わる以前に、イラクのフセイン政権によって、同国北部の少数民族クルド人に対するテロ技術の訓練を受けていた詳細な証拠が示される。
アブ・ズバイル容疑者は「ザ・ベアー(クマ)」の異名を持ち、情報当局者は、フセイン大統領がビンラディン氏監視のためアルカイダに潜入させたとみている。
報告はまた、フセイン大統領の核兵器開発計画を示す証拠として、首都バグダッドの西方約二百六十キロにあるアルカイムのウラン製造施設での秘密活動を詳述する。
さらに、過去数週間に人工衛星が撮影した写真を基に、バグダッド近郊のダウラ、北部のタジなど三カ所の生物・化学兵器開発施設の再建作業が進められていることも公表する見通しという。