イラン大統領、サウジ皇太子と会談、イラク攻撃に反対
サウジ外相、イラクに国連決議前の査察受け入れを忠告
【カイロ15日鈴木眞吉】サウジアラビアを非公式に訪問したハタミ・イラン大統領は十四日、ジッダでファハド・サウジアラビア国王代行のアブドラ・皇太子と会談し、イラク問題とパレスチナ問題を中心に意見を交換した。同会談にはサウジ側から、スルタン第二副首相兼国防航空相やナエフ内相ら多数の閣僚、王子らが出席した。ロンドン発行の汎アラブ紙「アッシャルク・アウサト」など、複数のアラブ紙が十五日報じた。
国営イラン通信などによると、両首脳は、「米国のイラク攻撃は、イラクだけでなく地域全体を不安定化させる」との認識で一致したとして米国を牽制、またイラクと国境を接する両国が中東全体の安定化に向け協調し合うことを確認した。
一方、サウジアラビアのファイサル外相は十四日、イラク政府に対し、国連がイラクに対する最終的な決議を採択する前に、国連の大量破壊兵器査察団受け入れに合意するよう忠告した。ロンドン発行のアラビア語紙「アル・ハヤト」が十五日報じた。