多国間協議実現に遅れも―韓国外相
中朝間の調整難航か
【ソウル28日時事】韓国の尹永寛外交通商相は二十八日の記者懇談会で、北朝鮮の核問題をめぐる多国間協議について、「当初は早く開催される可能性があると思ったが、北朝鮮と中国の調整に時間がかかっており、遅れている」と語った。早ければ八月中との見通しが出ていた多国間協議の実現が、九月以降にずれ込む可能性を示唆した発言とみられる。
尹外相は「(中朝の折衝が)うまくいってないわけではない」としながらも、「ポイントは『(米朝中)三国協議後に多国間協議開催』という形式に関して、北朝鮮がどの程度、誠意を持って検討するかだ」と指摘した。
別の政府高官は同日、「中朝で意見が分かれているのは、(北朝鮮の)体制をどのように保証するかをめぐる問題」とした上で、「(調整は)多少遅れているが、さほど時間はかからないだろう」と語った。同高官は、三国協議の直後に多国間協議を開く形式で、期間は三日程度になるとの見方を示した。