北朝鮮、核兵器6個を製造へ
プルトニウム生産完了と通告−米紙
【ニューヨーク14日時事】十五日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、米高官の話として、北朝鮮が先週、ニューヨークで行われた米朝間の非公式協議の中で、核兵器六個分のプルトニウムの製造を完了し、直ちに核兵器製造に取り掛かる方針であることを米側に通告したと報じた。
韓国の通信社・聯合ニュースは、北朝鮮側が、寧辺の核施設の使用済み燃料棒八千本の「再処理作業完了」を表明したと伝えたが、同紙の報道で、北朝鮮側がプルトニウムの製造完了と核兵器製造の意向をより明確に伝えていたことが明らかになった。
同紙によると、北朝鮮側は非公式協議の中で、核燃料棒の再処理が六月三十日に完了したとする政府の声明を読み上げた。ただ、「(核兵器製造に)どの程度時間がかかるのかは言わなかったし、売却するとも言わなかった」という。
米側は、北朝鮮の主張が米国に二国間協議受け入れを迫るためのどう喝の可能性があると見ているが、米情報当局は真偽を断定できないという。再処理作業の際に発生する気体の検査では、核開発が進んでいることを示す兆候が出ているものの、最終結果が出るのは今週末になる見通し。
北朝鮮国連代表部の韓成烈次席大使は十四日、時事通信に対し、八日にニューヨークで米朝間の非公式協議が行われたことを確認したが、「協議の内容についてはノーコメント」と述べた。会談には、北朝鮮側から同次席大使と朴吉淵国連大使、米側からプリチャード朝鮮半島和平担当特使らが出席した。