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日本、初優勝成らず−ア大会サッカー

イランに1−2 頂点逃すも大きな収穫

 【釜山13日時事】サッカーは男子決勝などが行われ、大会史上初の決勝進出を果たした日本(21歳以下代表)はイランに1−2で敗れ、初優勝は成らなかった。イランは2大会連続4度目の優勝。

 日本は後半2分、DFのクリアミスをイランのFWカゼメヤンに押し込まれて先制されると、同42分にもミスから失点。終了間際に中山(G大阪)の5試合連続ゴールで1点を返したが、及ばなかった。

 3位決定戦は韓国がタイを3−0で下した。

危険覚悟の勝負が裏目

 無情のホイッスルが、試合終了を告げる。力尽きたようにピッチにうずくまる選手、ぼうぜんと立ち尽くす者も。若き日本の挑戦が終わった。

 鉄壁を誇った日本の守備は、思わぬ形でほころびた。後半2分、三田のクリアミスから先制を許すと、決定的な2点目も途中出場の青木のクリアミスからだった。

 後半、日本は勝負に出た。右足首負傷で2試合欠場の青木をリベロに投入。キープ力のある阿部を本来のボランチに戻し、先取点を狙う布陣を取る。しかし、安定していたDFラインを変えるのは定石ではない。最初の失点は三田と青木の相手マークが微妙に重なったのが原因。危険覚悟で臨んだ賭けが裏目に出た。

 準決勝まで5試合は、すべて先行逃げ切りで勝ってきた。日本にとって初めて追う展開。「決勝で負けてしまえば、今まで積み上げてきたものはすべて失う。2位じゃ帰れないくらいの気持ちで戦え」。山本監督のげきに応えるように、イレブンは激しく攻め続けた。

 だが、終了間際に中山が田中達のクロスを押し込むのが精いっぱい。アジアの頂点に立つ夢はついえた。

 試合後の表彰式では、晴れやかな表情が並んだ。「谷間の世代」とやゆされてきた彼らが手にしたものは、決して小さくない証だ。「下を向く必要はない。次につながる」と山本監督。次はアテネ五輪出場を懸けた戦い。合言葉にしてきた「歴史を動かす」挑戦が、また始まる。

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